先月、初めてジャパンダアワセンターが月に1回開催しているオンラインのイスラーム授業(講師:アフマッド前野先生)に参加しました。
الحمد لله
イスラームの六信の基本について学ぶ授業ということだそうですが、ふだんの自分の信仰のあり方や、理解の仕方、モスクの授業での子どもたち(大人も含む)への伝え方などを見直す好機になったと思いました。
ان شاء الله
ムスリムが少ない日本ではそういった機会は少ないので、オンラインで参加できることを幸いに、今後も積極的に聴講していきたいと思います。
さて、本日のテーマは「六信編その二 使徒たちへの信仰で揺るぎない信心を培う」でした(今回も講師は前野先生)。
人間には生まれ持った天性(フィトラ)があり、それを守ることができれば自然にタウヒード(唯一神信仰)へと導かれる…でも、導かれた後は使徒・預言者の存在が必要…。
自分がイスラームに導かれたときのことを回想しながら聞いていました。
自分の思考や直感は唯一神(アッラー)の信仰へと導かれていきますが、「じゃあその上で、何をどうやったらいい?」(とくに具体的な「どう」の部分)については、使徒・預言者という方々の言行から知っていくしかない。
「人間はうぬぼれやすい・我流を良しとしがち」ということも、自分やほかの人を見て、日々(とくに最近よく)感じていることでした。
授業では預言者ムハンマド様(SAW)の「人間としての側面(日常生活の具体的な模範)」・「光としての側面(アッラーとの心のつながりを強めるためにアッラーから与えられた特質)」の両面から、彼を愛することの重要さが説かれました。
ムハンマド様(SAW)への愛を深める方法として紹介されたのは、以下の7つでした。
- ムハンマド様(SAW)について知ること
- ムハンマド様(SAW)の時代の教友(サハーバ)たち(RA)について知ること
- サラワート(祝福祈願)をたくさんすること
- 彼(SAW)のスンナに従うこと
- 彼(SAW)の末裔・学者に会うこと
- 彼(SAW)からの教えの系譜に加わること
- 彼(SAW)を愛する人たちと共にあること
です。
前野先生ご自身は、「サラワート(祝福祈願)をたくさんすること」「彼(SAW)の末裔・学者に会うこと」がとくに大きなきっかけとなり、ムハンマド様(SAW)への愛を深められたとのことでした。
そしてこの授業で最も自分に響いてきたこと。それは、「正しくムハンマド様(SAW)に従うとはどういうことか」について議論が絶えない中、本質を見極めるためとして教示された次の言葉です。
「あらゆるものへの慈悲」に近づくための道につながっているかどうか
同じイスラームについて語る言葉であっても、「よい想念」「敬愛」「受容」に向かうものなのか、それとも「邪推」「軽蔑」「排除」に向かうものなのか…。
ان شاء الله
いろいろな情報、議論、言葉、ほかの人のあり方、自分自身の心のあり方…迷いそうになったら思い出したいと思います。
そして授業終了後、ジャパンダアワセンターにてイスラームについて勉強された日本人の女性がシャハーダを行い、それをオンラインで見守りました。
ここでも前野先生が3つのアドバイスをされていましたが、自分自身へのアドバイスとして受け止めました。
- 信仰は生ものなので早めにケアして大切に
- 世界中のムスリムみんなが同胞になるが、ムスリムになる=外国人になることではない。ムスリムとしてのアイデンティティを大切にしつつも日本で生まれたことも大切に
- マイペースに歩む(たくさんの「親切」なアドバイスの海に溺れてしまわない)
イスラームへの入信、おめでとうございます。
الحمد لله
ジャパンダアワセンターの活動や前野先生の活動に敬意を抱きつつ、学びの機会を得られたことに感謝しています。
جزاك الله خيرا
アッラーの祝福がたくさんありますように!