昨日(11月26日・日曜日)、栃木県小山市のマスジド バーブル・イスラーム小山にて、ICOJ(イスラミック・サークル・オブ・ジャパン)のメンバーミーティングがあり、参加してきました。わたしはネクストジェネレーション(次世代ムスリムの若者たち)の方に参加。
一週間ほど前にアマルさんから電話があり、「スピーチのための準備・情報収集の仕方」について紹介してほしいと言われ、自分でも話したい内容(ではあったものの、自分からは提案せずに黙していました)だったため、喜んで内容を考え、準備しました。
スピーチという点では、自分自身があまり良いスピーチができているようには思っていませんが、情報収集については伝えておきたいことがあったので、それをメインで話しました。
- 大切なのは情報収集のテクニックよりも、それまでに蓄積してきた知識のネットワーク
情報収集で拾えるのは、自分がすでに持っている知識の周辺情報のみ - 日頃から活字・書籍に触れるのがおすすめ(数百円〜数千円で、直接会うのが難しい人・不可能な人・故人の知見に触れることが可能。もちろん、何より『クルアーン』は神のメッセージ。)
- アナログからデジタル中心に変化するなかで、知識の蓄積が軽視されるようになり、自分の外部の情報を傍観者的に(自分のなかに取り込むことをせずに)アウトプット=コピー&ペーストするだけの傾向が増えたのではないか?
- 情報には階層性がある
- 自分のなかに知識のネットワークを育てていくと、自然と情報が集まりやすくなる
- 本1冊を一回読んで理解した気になるのは誤り(著者の知識と、もともと自分の持っている知識にはギャップがあるため)
- 1冊の本であっても、複数回読めば、読むごとに新しい知識を得ることが可能(読むときどきで自分の持っている知識のネットワークが変わっているから)
といったようなお話です。
わたし自身はイスラームに入信した6年前から以前よりも本を読むようになりました。読んだ数百冊の本のうち、直接イスラームに関するものは3〜40冊程度かもしれませんが、折に触れ、繰り返し読んでいます。
ان شاء الله
12月のイベントでおすすめの本を紹介することになったので、あと1ヶ月でできるだけ再読し(現在手の届かないところに保管されている本もありますが・・・)、紹介したいと思っています。
以前、このブログでもイスラーム関係のおすすめの本を記事にしていたのですが、今見てびっくり!なんと3年も前の記事(ムスリムになって3年たった頃の記事)でした。その頃からすでに3年も経過してしまっている・・・。自分自身がこの頃からどれだけ進歩したのかあやしいですが、若者たちとともに自分自身ももっとしっかり、できることをやっていこうと思います。外国語学習もきちんとやっていかなくてはならない。
7月に館林でおこなわれた次世代メンバーのミーティングでは、次世代ムスリムとしての使命感に火のついたメンバーが増え、8月のサマーキャンプでは、実際にヤングムスリム(中高生)や小学生のプログラムを企画・運営しました。わたしには苦手ないろいろなことをこなす次世代の若者たちは、本当に逞しく見えました。
この日も、年末年始のイベントの計画をしたり、パレスティナの問題についてできることを考えたり、イスラームのほかの団体・モスクの活動に参加したメンバーからの報告や今後への提案などがあり、短いですが濃厚な時間を共に過ごしました。こうした時間が単なる点ではなく、線になり、面になり、立体にまで成長していきますように。
ICOJネクストジェネレーション以外でも、若いムスリムたちの活動が活発になっていきているようで、わたしもそういった動きに学べるものを学んでいきたいと思います。