スィーラ・コンファレンス〜預言者ﷺについて知る会〜
掲載したポスターのとおり、8月14日(日)に行徳文化ホールにて、「スィーラ・コンファレンス〜預言者ﷺについて知る会〜」が開催される予定です。
主催はイスラミック・サークル・オブ・ジャパン(ICOJ)です。
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掲載したポスターのとおり、8月14日(日)に行徳文化ホールにて、「スィーラ・コンファレンス〜預言者ﷺについて知る会〜」が開催される予定です。
主催はイスラミック・サークル・オブ・ジャパン(ICOJ)です。
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掲載したポスターのとおり、ダールル・アルカム モスク(浅草モスク)では、毎週日曜日の13:00〜15:00の時間内に、女性とお子さまのためのタジュウィード(クルアーン読誦)レッスンを開講します。
アラビア語のアルファベットの読み方からスタートできます。
お気軽にご参加ください。
このレッスンへのお問い合わせは、benkyokai.iman@gmail.comまでお願いいたします。
掲載したポスターのとおり、毎週19:30〜、zoomを使った日本語での、オンラインイスラーム勉強会を実施しています。
男女問わず、ムスリム(イスラーム教徒)以外の人のご参加も大歓迎です。
お気軽にご参加ください。
この勉強会についてのお問い合わせは、benkyokai.iman@gmail.comまでお願いいたします。
夜、アラビア語発音のレッスンをオンラインで受けています。
いつから始まったんだっけ…以前の投稿を見たら、5月24日からでした。
スタートしてからいつの間にか5ヶ月近くが経過。
الحمد لله
BUKU IQRO’という教材が終わり、現在は一度覚えたクルアーンのスーラを、正確なタジュウィードで読めるように復習しています。
たぶん、最初にアラビア語を教えてくれた親友のアジジルや妻、そのほかの方も何度か指摘してくださっていたと思うのですが…
ن
の発音の仕分けが正しく身に付いておらず、苦戦しています。
الحمد لله
日本語で読めるタジュウィードのテキストがない…と思い込んでいたのですが、先生から紹介していただきました。
今まで感覚に頼ったり、外国人のQari(クルアーン読誦者)の発音をただ(ルールもよく分からずに)真似たりしていただけでしたが、日本語で解説を読んだことで、ルールが明確になりました。
改めてムスハフを見ると、ちゃんとわかりやすく色分けなどされていたのですが、知らないものは見えない、という状況でした。
ان شاء الله
今後は、必ずムスハフを開いて練習したいと思います。
クルアーンを覚え始めた最初の頃はアラビア文字が全く読めなかったため、耳に頼って覚える癖がついていました。
しかも、頭の中で知らないルールはそぎ落とされ、間違って変換されてしまっていたと思います。
今後は、
を意識していきたいと思います。
先月、初めてジャパンダアワセンターが月に1回開催しているオンラインのイスラーム授業(講師:アフマッド前野先生)に参加しました。
الحمد لله
イスラームの六信の基本について学ぶ授業ということだそうですが、ふだんの自分の信仰のあり方や、理解の仕方、モスクの授業での子どもたち(大人も含む)への伝え方などを見直す好機になったと思いました。
ان شاء الله
ムスリムが少ない日本ではそういった機会は少ないので、オンラインで参加できることを幸いに、今後も積極的に聴講していきたいと思います。
さて、本日のテーマは「六信編その二 使徒たちへの信仰で揺るぎない信心を培う」でした(今回も講師は前野先生)。
人間には生まれ持った天性(フィトラ)があり、それを守ることができれば自然にタウヒード(唯一神信仰)へと導かれる…でも、導かれた後は使徒・預言者の存在が必要…。
自分がイスラームに導かれたときのことを回想しながら聞いていました。
自分の思考や直感は唯一神(アッラー)の信仰へと導かれていきますが、「じゃあその上で、何をどうやったらいい?」(とくに具体的な「どう」の部分)については、使徒・預言者という方々の言行から知っていくしかない。
「人間はうぬぼれやすい・我流を良しとしがち」ということも、自分やほかの人を見て、日々(とくに最近よく)感じていることでした。
授業では預言者ムハンマド様(SAW)の「人間としての側面(日常生活の具体的な模範)」・「光としての側面(アッラーとの心のつながりを強めるためにアッラーから与えられた特質)」の両面から、彼を愛することの重要さが説かれました。
ムハンマド様(SAW)への愛を深める方法として紹介されたのは、以下の7つでした。
です。
前野先生ご自身は、「サラワート(祝福祈願)をたくさんすること」「彼(SAW)の末裔・学者に会うこと」がとくに大きなきっかけとなり、ムハンマド様(SAW)への愛を深められたとのことでした。
そしてこの授業で最も自分に響いてきたこと。それは、「正しくムハンマド様(SAW)に従うとはどういうことか」について議論が絶えない中、本質を見極めるためとして教示された次の言葉です。
「あらゆるものへの慈悲」に近づくための道につながっているかどうか
同じイスラームについて語る言葉であっても、「よい想念」「敬愛」「受容」に向かうものなのか、それとも「邪推」「軽蔑」「排除」に向かうものなのか…。
ان شاء الله
いろいろな情報、議論、言葉、ほかの人のあり方、自分自身の心のあり方…迷いそうになったら思い出したいと思います。
そして授業終了後、ジャパンダアワセンターにてイスラームについて勉強された日本人の女性がシャハーダを行い、それをオンラインで見守りました。
ここでも前野先生が3つのアドバイスをされていましたが、自分自身へのアドバイスとして受け止めました。
イスラームへの入信、おめでとうございます。
الحمد لله
ジャパンダアワセンターの活動や前野先生の活動に敬意を抱きつつ、学びの機会を得られたことに感謝しています。
جزاك الله خيرا
アッラーの祝福がたくさんありますように!
الحمد لله
昨夜、アラビア語発音の初回レッスンをオンラインで受けました。
アラビア語の子音の発音が不正確なのを日頃から感じていたため、ネイティブの方に教わる機会はないだろうか…と思っていました。
Twitterに「アラビア語のアルファベットの正しい発音をきちんと身につけたい」とツイートしたところ、男性向けのオンラインプライベートレッスンがあることを教えていただき、早速先生にメール。
LINEでスケジュールを決めて、昨夜からスタートしました。
すでに暗記していたスーラを後ろの方から少しチェックしていただいたところ、「70%はOK」とのことでした。
アルファベットを直したいという要望を伝え、BUKU IQROを最初からやっていくことに。
BUKU IQROは3年ほど前にモスクにて、毎週金曜礼拝後に親友のアジジルに教えてもらいながら一通りやった経験があるので、2回目です。
昨日はا، ب، ت، ث، ج، حの発音の復習。
早速、ثとحの発音が正確にできていないことが発覚しました。
舌の位置を先生とビデオチャットで確認しながら練習。
ان شاء الله
クルアーンの読誦が少しでも正確に・美しくなるように、継続していきます。
写真は、本日100円ショップ「Can Do(キャンドゥ)」で出会った、「BotLLet携帯用おしり洗浄具」(株式会社小久保工業所)です。
金曜礼拝からの帰り道、駅の近くのキャンドゥに立ち寄ることが多いのですが、今日も「トイレ用のお掃除シートが残り1枚だったよな…」と思って足を運びました。
トイレ関係の商品が並ぶ棚に行き、お目当てのお掃除シートを確保。
「ほかにどんなものが売ってるのかな…」と周囲を見回していたら、その出会いは突然訪れました!
الحمد لله
実は、求めていたんです!こういうの!!!
先日妻が電車に乗って移動したときのことです。
彼女は駅や電車内のトイレを使いたくないと言いました。
なぜならトイレがウォシュレットではなく、水で洗うことができないからです。
イスラームでは、用を足した後は排泄部位を水でキレイにするイスティンジャーや、紙や石で拭き取るイスティジュマールをしなくてはなりません。
これを怠ると、礼拝前に行う浄めが成立しなくなり、礼拝ができなくなってしまいます。
イスラム圏ではトイレにイスティンジャー用のハンドシャワーが備え付けられていることが多いようです(私はモスクで見ました。インドネシアに行ったときは、水の入った容器が置かれていたかな…)。
用を足した後トイレットペーパーで拭くだけというのはどうも不潔に感じられてしまうのです。
妻には「水の入ったペットボトルを持ち歩くようにしようか…」などと言っていたのですが、まさにこの問題解決に役立つグッズではないですか!
写真のように、ノズルはペットボトル内に収納できます。
空のペットボトルを携帯し、必要なときに水を入れれば使えます。
何て便利!
帰宅後、実際に水を入れて、水の発射実験を行いました。
役立ちそうです。
100円ショップ…創意工夫に溢れた便利な商品が他にもありそうで、興味深いです。
先週末、友人夫妻がやっている「カユ マニス ハラル カフェ(Kayu Manis Halal Cafe)」に行ってきました。
妻が以前から「行きたい」と言っていましたがなかなかタイミングが合わず、この日をとても楽しみにしていました。
写真は、左側が私が作っていただいた「フィッシュカリー&ライス」、右側が妻の「ナシケラブ」です。
メニューは時期によって変わります。
ナシケラブは現在のメニューにはなかったのですが、妻のために特別に用意してくださいました…ありがとうございました。
青いご飯は珍しいですね。
バタフライピー(チョウマメ)の花びらで色を付けているのだそうです。
「ナシケラブ」はマレーシア・クランタン州で有名な朝ご飯だそうです。
妻は日本に来る前にマレーシアで仕事をしていたので、「懐かしい」と言って食べていました。
私も少し分けてもらいました。サンバルなどを絡めて食べるのですが、私にはサンバルは想像以上に辛かったです。なので2口目はサンバルなしでいただきました。美味しかったです。
「フィッシュカリー&ライス」の方は私にはちょうどいい辛さ(辛い味付けにだいぶ慣れてきました)で美味しくいただきました!
久しぶりのカユマニスにて、夫婦でランチタイムを楽しみました。
実は私たち夫婦が婚約したのもここでした!
ما شاء الله
早いもので、カユマニスがオープンしてからもう少しで2周年を迎えようとしています。
現在は平日(予約制/主に金曜日)・土日ランチタイムの営業となっています。
↓2月の営業スケジュールです。
↓今週末のメニューはこちらだそうです。
長野県松本市でハラールの料理が食べられる珍しいお店です。
礼拝室もあるので、松本市に来られたムスリムの方はぜひ立ち寄ってみてください!
もちろん、ムスリムでない方もマレーシアの美味しい家庭料理が楽しめますのでぜひ足を運んでみてください!
「イスラームに興味があるんですが、何かおすすめの本はありませんか?」
「日本人でイスラームに興味を持っている人に本を紹介したいんですが、何かいい本ありますか?」
などと聞かれることがたまにあります。
私自身もイスラーム初学者ですが、3年間で読んだ本の中から、イスラームの基本を知る助けになった本を紹介します。
イスラームに興味を持った方、イスラームに入信したばかりで何を読んだらよいかわからない方、イスラームに興味のある日本人にどんな本を勧めたらよいかわからない外国人ムスリムの方などの参考になりましたら幸いです。
イスラームの基本は唯一神アッラーのみを崇拝の対象とすることです。
アッラーは自身の言葉を人間の預言者(メッセンジャー)に託したとされます。
そしてイスラームでは最後の預言者がムハンマド(S.A.W)、ムハンマド(S.A.W)を通してアッラーが人類に伝えたメッセージが『クルアーン』だと信じます。
そのため、イスラームについて知ろうとする場合、『クルアーン』を読まなくてはなりません。
ただし、『クルアーン』はアッラーが天使ジブリールを通じてムハンマド(S.A.W)にアラビア語で下されたものです。
他言語に翻訳されたものは『クルアーン』としては認められません。
古典アラビア語を身につけ、原語で『クルアーン』を読み、『クルアーン』の解釈(タフスィール)も学んでいかなくてはならないでしょう。
とはいえ、日本人のわれわれにとってこれはハードルが高く感じられます。
「正確な翻訳は存在しえないにしても、日本語で『クルアーン』の内容を大まかに知りたい」と私も思いました。
そこで『クルアーン』の日本語訳を手に取ることになります。私も一番最初に読んだイスラームの本は日本語訳された『クルアーン』でした。
今、私の本棚にはアラビア語の『クルアーン』の他に、以下の日本語訳された『クルアーン』があります。
最初に手に取ったのは作品社の『日亜対訳クルアーン』です。
通読のしやすさから『クルアーン やさしい和訳』(第1版では間違いが多く、持っているのは修正された第2版)も読み、現在は再び『日亜対訳クルアーン』を読んでいます。
イスラームに入信する前から何度も読んでいますが、読む度に新しい発見があります。
しかも読んでいる時点の自分には捉えきれないものが常にたくさんあるのを感じます。
ファハド国王マディーナ・クルアーン印刷コンプレックス版については2020年8月現在、応募多数のため無料送付の受付が停止となっています。
ماشاء الله تبارك الله
【お知らせ:クルアーン 日亜対訳注解配布について】今月聖クルアーン 日亜対訳注解について多大なる反響をいただきましてありがとうございます。
現在、応募多数のためしばらく受け付けを停止させていただきます。
また対応準備が整いましたら再開いたします。— MWL_Japan_Office (@MwlJapan) August 8, 2020
『クルアーン』の日本語訳を紹介しましたが、「そもそも『クルアーン』とは何かを含めてわかりやすくイスラームの概要を知りたい」と考える方は多いでしょう。
そんな方におすすめしたいのが以下の2冊です。
イスラームの基本的なことについて、マンガを読んで楽しみながら知ることができます。
天川まなるさんによるマンガは細部までとても美しく描かれています。
[参考記事]楽しくイスラーム入門!:中田考&天川まなる『ハサン中田考のマンガでわかるイスラーム入門』
こちらはマンガではありませんが、コラムニストの勝谷誠彦さんとイスラーム学者の中田考先生との対談形式で、イスラームについてわかりやすく知ることができます。
活字が大きくて読みやすく、イスラームについて知らない日本人が特に知りたいと思っているトピックに沿って進んでいきます。
イスラームを知る上で重要なポイントが簡潔に書かれています。
日本でいちばんイスラームを知っている中田考先生に、灘高で同級の勝谷誠彦が教えてもらった! 日本一わかりやすいイスラーム講座
先の2冊よりもさらに踏み込んでまとめられている(と思われる)本を紹介します。
ちなみに、中田先生ご本人は、『ハサン中田考のマンガでわかるイスラーム入門』の次におすすめな本について、Twitterで下記のようにおっしゃられていました。
読み安さとお値段とを考慮するとまずは、『イスラーム入門』(集英社新書)『私はなぜイスラーム教徒になったのか』https://t.co/fWQ45qeHMm 『イスラームの論理』筑摩選書。イスラームというより自己啓発っぽいものなら『みんなちがってみんなダメ』『13歳からの世界征服』ですね。 https://t.co/UCbm2hm9Qd
— 中田考 (@HASSANKONAKATA) April 21, 2020
イスラーム思想史を専門にされている松山洋平先生の本です。
序章は「日本のイスラーム理解」。
ムスリムでない日本人は、イスラームは「豚肉厳禁」「禁酒」「禁欲」「断食」「礼拝」といった戒律重視の「術の体系」であると誤解しがちです。
しかし、実際のイスラームは心の中に信仰をもつ(宗教儀礼よりも心の中で真実であると信じることが重視される)「信条の体系」として見ていくことが大切である、といったことがわかりやすく書かれています(酒を飲んでも豚を食べてもムスリム)。
そこから、そもそもイスラームの「信仰」とは何か、信仰と不信仰をめぐる神学的な背景、スンナ派の主要な神学潮流やそれらの中の対立構造、穏健派と過激派の見解の相違、イスラーム法学における解釈の正統性といったテーマが扱われます。
「イスラームとは何か」ということ、イスラームをキーワードに近現代の世界で起きたこと・起きていること、これから先の世界についての視野が広がりました。
イスラームをめぐる重要な99のトピックについて解説されています。
「入門」とありますが、全くイスラームのことを知らない方には若干ハードルが高く、すでに何らかのイスラーム入門本を読んでいたり、高校世界史の知識がざっくりと頭に残っている方向けであるように感じました。
私はこの本の「序」が好きで、これまでに何度か読み返しています。
これからも「イスラームはわからない」という原点に何度も立ち戻りたいと思います。
イスラームの完全な理解は預言者ムハンマドだけにしかありえません。だから私たちに本当にイスラームが理解できる、と思うのは間違いです。私たちは自分が理解できることを理解するだけなのです。そしてそれで構わないのです。(p.17)
イスラームを異文化として理解することは、これまで当たり前であると思っていた自分たちの世界観が数ある世界観の一つに過ぎないこと、常識だと思っていたことがある文化の中でしか通用しない偏見でしかないことに気付くこと、つまりは、自己の理解の限界を自覚することによって、理解の地平を広げ自己変容を遂げることです。(pp.17-18)
──中田考『イスラーム入門』
イスラーム入門 文明の共存を考えるための99の扉 (集英社新書)
冒頭で、まず日本人である私たちとイスラームとの間には幾重ものベールがあることが述べられます。
そこから「イスラーム」そのものの漠然としたイメージや「先行理解=先入観」への反省から出発すべきだと説かれています。
そのためこの本では、私たち日本人がイスラームを理解しようというときに土台となっている認識そのものを問うべく、「イスラームと現代世界」「イスラームと日本」といったテーマからスタートしているのです。
その後で「アッラー」や「預言者ムハンマド」「ウンマの歴史」といったイスラームの教義や歴史についての重要なテーマについて説明されていきます。
結果的に、
「自分は普段世界をどう見ているのか(どのような認識に縛られているのか)」
「世界と自分との関係はどうなっているのか」
「この世界の中で自分はどう生きるのか」といった問題と向き合うことになります。
イスラームについて考えることは、自分がいるこの世界(時間・空間の両者を含む)について考えることと同じだということに気づかされるのです。
2回読んだのですが内容はまだまだ消化し切れていないと思います。他の本も読んで視野を広げつつ、今後も繰り返し読みたい本です。
[参考記事]日本の哲学(?)とイスラームの地平融合へ:中田考先生『イスラームの論理』
ここまで紹介してきた本以外に、『私はなぜイスラーム教徒になったのか』『イスラーム 生と死と聖戦』といった本も読んでいます。
イスラームについて、そしてムスリムとして生きていくことについて、外国人ムスリムの方との関わり方や感覚の違いについてなど、普段からモヤモヤと考えていたことについて、理解を深めさせていただきました。
電子書籍で一度読んだだけなので、また読み返したいと思います。
最初の方で日本語訳された『クルアーン』を紹介しましたが、『クルアーン』自体をテーマにした本もあります。
『クルアーン入門』は500ページほどある分厚い本ですが、内容自体は平易に書かれていて読みやすいと感じました。
「クルアーンとは何か」「クルアーン解釈の方法とは」といった内容の他に、「クルアーンとジハード」「クルアーンとジェンダー」「クルアーンの読み方とヘブライ語聖書の読み方」「クルアーンにおけるイエス」「ムスリムからみたブッダ」といった現代の私たちにとって興味深いトピックについても収録されています。
「アラビア語の学び方」「スンナ派とは何か」「イスラーイーリヤート」といった興味深いコラムも楽しめます。
『クルアーンを読む』は、中田先生と社会学者の橋爪大三郎先生との対談形式の本です。
さまざまな文明、宗教、正典の比較の中で、「『クルアーン』とは何か」が掘り下げられていきます。
橋爪先生が非ムスリムの立場から中田先生に突っ込んだ質問をされたりしており、「神」「歴史」「法」といったことについても興味深い対話が展開されています。
後半ではシーア派やカリフ制についてとても興味深い内容になっていました。
ここまでブログを書いてきて、今まで読んだ本についての自分の理解の浅さを感じました。
自分に与えられたチャンスをもっと貪欲に生かして学ばなければいけないな、と思います。
コロナウイルスで外出自粛となっている今年のラマダーン、本もたくさん読みたいと思っています。
イスラームについて興味をお持ちの方も、ぜひいろいろな本を手に取ってみてください。
中田考先生&天川まなるさんによる『ハサン中田考のマンガでわかるイスラーム入門』が昨日届き、楽しく読み終えました。
先日、同じく中田先生と勝谷誠彦さんの『日本一わかりやすいイスラーム講座』を読み、「イスラームに興味のある人に勧めたい!」と思ったのですが、この本もぜひお勧めしたいです。
イスラームに興味を持つ日本人の方の中には、外国人イスラーム教徒と知り合いという方もいるでしょう。
この本はマンガが入っているので、彼らと楽しくコミュニケーションするきっかけになるかもしれません。
実際に私もパラパラとページをめくりつつ、インドネシア人の妻と盛り上がりました(ムスリムのファッションのページなど)。
イスラーム教徒でない方がイスラームについて疑問に思うことについて、わかりやすく完結に説明されている本です。
また、マンガが面白い展開で進んでいくので、思わずどんどんページをめくってしまいます。
さらにマンガは細部まで美しく描かれているので、それをじっくり味わって楽しむこともできます。
日本人以外のイスラーム教徒の方が、イスラーム教徒でない日本人にイスラームについて伝えたいときにも役立つと思います(日本語でイスラーム教について聞かれ、答えるのが難しいと感じている方も多いでしょう)。
活字だけだと最後まで読めない方やお子さまにもおすすめです!
来週からのラマダーン。私もこれまで手にしたイスラーム関連の本を再び(本によっては三度、四度!?)読み直してみようと思います。
ان شاء الله