知っておいた方がいい生存戦略の指南書:えらいてんちょうさん『しょぼい起業で生きていく』

読書 | Reading

遅ればせながら、今大注目されている、えらいてんちょうさん(@eraitencho)の『しょぼい起業で生きていく』を読み終えました。この本で示されている「しょぼい起業」という考え方を知っておくことは、「こういう生き方もあるんだ」という大きな安心材料になると思います。

これから就活をしようと考えている大学生、すでに働いている会社員の方、アルバイトをしている方、私のようなフリーランスの方、働いていない方など、どんな方が読んでもヒントが得られる本だと思います。

えらいてんちょうさんのことは1年ちょっと前からTwitterでフォローしていて、「すごく頭の回転の速い人だ」というイメージを勝手に持っていました。そんな賢い人の書いた本が自分の役に立つのか?…と思いつつ手に取りましたが、仕事だけではなく、周囲の人とのつながりや日々の生活まで、いろいろと考えさせられ、役立つノウハウ・考え方が詰まっている本でした。

「とりあえずサラリーマン」という時代の終焉が示され、「しょぼい起業」のノウハウ・考え方が紹介されていきます。実際にえらいてんちょうさんご自身が実践されてきたことであり、リアルな経験とわかりやすい解説で、「しょぼい起業」が自分の身近に感じられるようになっていきます。私などはTwitterも見ていましたので、その内容ともリンクして、すごく現実的なノウハウ・考え方だということが強く感じられました。

「サラリーマン生活がしんどい=落伍者ではない」、「お金を使わなくても楽しいことはたくさんある」、「「店を開くには大金がかかる」は大ウソ」など、「生きるって大変だ」「こうしないと生きていけない、ダメなんだ」という思い込み(=洗脳)が1つ1つ崩されていき、視野が広がっていきます。

ちょうど1年前、私もTwitterで見ていましたが、しょぼい喫茶店さん(@shobokitsu)の例など、「しょぼい起業」が新たな生き方を指南し、選択肢を増やし、実際に人生が変わったという人までいます。「窮屈だ」「生きにくい」と感じている人にとっては、突破口への大きなヒントになるのではないでしょうか。

この本の効用は、具体的なノウハウにとどまらない発想が現実的に示されていて、生きることのハードルが下がってラクになることだと思います。この本を手に取った方が実際に新しいことを始めているという例も、Twitterで目にします。商品として買われて終わるのではなく、本を買ったところから新しい動きが始まっていく、そんな「資本になる本」という、すごくパワフルな本だと思います。


ちなみに、ここ1週間ほど、えらいてんちょうさんのYouTubeTwitter上での動き・発言が面白くて、毎日チェックしています。某サロン、某テレビ番組でのセクハラ批判などなど、とても痛快でした!

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