日本に住む外国人イマームのための日本語クラスを、昨日から再開しました。
ラマダーン月はイマームたちが忙しいため、そしてラマダーン後半から1ヶ月はわたしがインドネシアに渡航していたため、約2ヶ月間お休みしていました。
「お久しぶりです」「お帰りなさい」「お元気ですか?」「おかげさまで」など、覚えたての日本語を使って和気藹々と会話。
以前やった内容の復習を、ゆっくり進めました。
このクラスに参加されているイマームは全員がパキスタン人(現在は、イスラミック・サークル・オブ・ジャパンがパキスタンから招いているイマームのみが対象。来月以降、それ以外の日本在住イマームを対象にした新クラスも開講予定)です。
彼らとの共通言語は英語ですが、わたしの英語力は微妙であり、イマームたちの英語力にも個人差があります。
彼らのネイティブ言語であるウルドゥ語と英語、日本語それぞれの文法構造の違いが、壁として立ちはだかります(日本語の文法を理解したイマームが、ウルドゥ語を使い、ウルドゥ語の例を挙げながらほかのイマームに説明する、といったことをしてくださっています)。
昨日は、「あなたを助ける」の「を」と、「あなたに教える」の「に」の使い分けについて、質問されました。
自分が感覚的に身につけていることを、母国語以外の言語で論理的に説明するって、難しいですね。
自分自身の外国語学習もそうですが、外国語学習って、やはり(多くの人がいう通り)スポーツに似ていると思います。
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筋トレやランニングで基礎体力づくり(単語、語彙を増やす)
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ルールやテクニックを頭で理解する(文法理解)
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ルールやテクニックを体に刻み込む(実践トレーニング)
外国語学習だと、頭での理解が優先されがちですが、体力づくりや実践トレーニングのウエイトを増やさないと、生かすのは難しそうだな、と感じました。
高校時代の英語の先生は、外国語学習は「淡々とやれ」とおっしゃっていました。約30カ国語を身につけていたといわれる井筒俊彦先生も、外国語学習のコツを聞かれ、「予習と復習だよ」と答えたとか(これも高校時代の先生から聞いた話)。
ルーティン化して続ける。続けるためには、質よりも楽しさ、面白さ、なんとなくやる気が刺激される方法を選ぶ。
この方針で今日から、外国語に毎日触れていこうと思います。
インドネシア渡航前は、テキストを使ってアラビア語とインドネシア語を勉強しつつ、スマホのDuolingoも使っていましたが、Duolingoはあまり楽しいと思えず、課金したのにほとんど放ったらかしの状態でした。
インドネシア渡航の際、荷物が増えるのでテキストは持っていきませんでしたが、時間があって外国語を勉強したくなったので、別のアプリをスマホにインストールしてみました(アプリを紹介してくれたのは、GoogleのAI、Gemini)。
ロゼッタストーンは、理屈より感覚といった感じで、発音も含めてトレーニングできます。アラビア語は、各レッスンの初回に当たる「コアレッスン」が重めですが。
ロゼッタ方式は初めてで、楽しいのでインドネシア語も…と思いましたが、インドネシア語には非対応のようでした。
なのでインドネシア語は、Babbelという別のアプリをインストール。
Babbelの方は、英語による説明もあり、ロゼッタよりも理屈っぽい感じがします。
もちろん、アプリでは本格的に外国語を学ぶことはできないと思いますが、毎日楽しく外国語に触れるにはいいのかな、と思います。
スポーツといえば、この6年ほど、ほとんど運動をしていません。もともと球技は苦手で、運動といってももっぱら長距離を走るぐらいしかしてきませんでしたが。
先日も小山のイベントから帰って早々、風邪っぽい症状になり、熱を出しました。ここ数年、多いです。健康維持のためには、体を動かすことも必要かもしれません。
外国語学習とともに、体を動かすことも、(体調が回復したら)ルーチン化していこうかな、と考えています。
インシャーアッラー