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「飯食わぬ嫁など、欲しがるもんじゃねぇ…」:まんが日本昔ばなし「食わず女房」

投稿日:

おにぎり

たまにYouTubeで動画を見ます。

昨夜、なんとなくYouTubeを開き、まんが日本昔ばなしの動画を見ました。

「食わず女房」、「きつね女房」、「へび女房」…。

女房シリーズ。

きつね女房とへび女房は、正直者で優しい男が素敵な女性と出会って結婚するのですが、妻の正体が夫にばれてしまうことが転機となり、子どもを残して去って行ってしまうという悲しい物語

小さいころ、家にまんが日本昔ばなしの本(「きつね女房」と「へび女房」は同じ巻に収録されていた)があってそれを親に読んでもらい、寂しく悲しい気持ちになったことを思い出しました。

妻の秘密を知りすぎてはいけない…という教訓なのか?…私にはまだよくわかりません。

正直者で働き者、でも貧乏で良縁に恵まれず…みたいな男性のところに働き者で美しい女性が現れて妻になり…という展開はとても感動的なのですが…。

最後まで夫婦・親子なかよく幸せに暮らしました…となってほしいですが、そうなったらストーリーとしてはすぐ終わってしまいます。

小さいころと見え方が大きく変わったのは「食わず女房」でした。

食わず女房のストーリーは以下のような感じでした。

  • 30歳になっても独身を貫いているケチな炭焼き男がいた
  • 炭を売ってお米にし、お米をひたすら米びつにため込んでいた
  • ある日町で炭問屋に「嫁をもらう気はないか?」と聞かれ、「飯を食わない嫁ならもらってもいい」と答えた
  • ある日、旅をしている女性が「男の家に泊めてほしい」と言ってきた
  • その女性は飯を食べない女性で、家事をよくこなしてくれた
  • 男は喜んでその女性を妻にした
  • ある日、米びつの米がなくなっていることに気がついた
  • 翌日、男は仕事にでかけるふりをして家を出たあと、屋根裏に入って妻の様子を見ていた
  • 妻は米を炊いておむすびを33個作り、髪を解いて頭にある巨大な口に放り込んでいた
  • 男は怒り、「離縁じゃ」とさけぶ
  • 女性は実家には手ぶらでは帰れないからと、男に「大きなおけ」を調達するよう頼む
  • 女性は鬼の正体を現し、男を縛ってそのおけの中に入れ、おけを担いで山に走り始めた
  • 沼の近くで男はおけからの脱出に成功し、沼に群生している菖蒲(しょうぶ)の藪の中に隠れたが、すぐ鬼に気づかれた
  • 「神様助けて!」と菖蒲をむしり取って祈っていると、鬼が菖蒲の匂いに苦しみ始めた
  • 男は鬼の弱点が菖蒲であることに気づき、菖蒲の葉を投げると、菖蒲の葉は剣のようになって鬼に刺さり、鬼は逃げていった
  • 男は「飯食わぬ嫁など、欲しがるもんじゃねぇ…」とつぶやいた
  • それから男はケチをやめ、飯をよく食べる奥さんをもらって幸せに暮らした
  • 男が鬼に食われそうになった日が5月5日だったので、端午の節句には家の軒に魔除けのため、菖蒲を飾るようになった

小さいころは、「山姥(やまんば)」「妖怪」「幽霊」「鬼」…みたいな「化け物」ファンで、頭に口のある鬼にばかり注目していました。

改めて動画を見ると、この物語の教訓は「ケチへの戒め」だったことに気がつきます。

イスラームでも、ケチは悪いこととされていて、妻子を養ったり、慈善に費やすことが良しとされています。

それ以外に、自分の(自己中心的な)理想にばかりこだわっていると、思わぬところでしっぺ返しがくる…というメッセージもあるのかも知れません。

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